経営事項審査の評価項目
経営事項審査の評価項目は、
- 経営規模の認定(X)
- 経営状況の分析(Y)
- 技術力の評価(Z)
- 社会性等の確認(W)
の4項目から成り立っており、それぞれに客観的な点数がつけられます。それらを基に総合評点(P)が算定されます
評価項目の一覧表
区分 | 審査項目 | ||
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総合評定値 (P) |
経営状況分析 (Y) |
1.純支払利息比率 2.負債回転期間 3.売上高経常利益率 4.総資本売上総利益率 5.自己資本対固定資産比率 6.自己資本比率 7.営業キャッシュフロー 8.利益剰余金 |
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経営規模等評価 | 経営規模 (X) |
1.工事種類別年間平均完成工事高 2.自己資本額 3.利払前税引前償却前利益 |
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技術力 (Z) |
1.工事種類別技術職員数 2.工事種類別元請完成工事高 |
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その他の審査項目 (W) |
1.労働福祉の状況 2.建設業の営業年数 3.防災活動への貢献の状況 4.法令遵守の状況 5.建設業の経理に関する状況 6.研究開発の状況 7.建設機械の保有状況 8.国際標準化機構が定めた規格による登録の状況 |
審査基準
上記審査項目のそれぞれの数値に基づき、一定の基準によりそれぞれの評点を算定し、次の算式により建設工事の種類ごとに総合評定値を算出します。
総合評定値(P)=0.25X1+0.15X2+0.20Y+0.25Z+0.15W
- P・・総合評定値
- X1・・経営規模等評価の結果に係る数値のうち、完成工事に係るもの
- X2・・経営規模等評価の結果に係る数値のうち、自己資本額及び利益額に係るもの
- Y・・経営状況分析の結果に係る数値
- Z・・経営規模等評価の結果に係る数値のうち、技術職員数及び元請完成工事高に係るもの
- W・・経営規模等評価の結果に係る数値のうち、X1、X2及びZ以外に係るもの
これをもとに算出された「総合評定値通知書」を取得すれば、ようやく経営事項審査は終了ということになり、次は、実際公共工事の受注に参加するための「入札参加資格」を得るための準備をしていくことになります。